AIに仕事を奪われた日 — デザイン業の倒産が14年ぶり高水準、生成AIが変える「クリエイティブの価値」
ペンギン先生、「AI普及でデザイン業の倒産が前年比2.7倍になった」ってニュース見たんだけど、これってどういうことなの?
東京商工リサーチが発表したレポートのことだね。2026年の上半期、つまり1月から6月だけで、デザイン業の倒産が40件あったんだ。これは前の年の同じ期間と比べて166.6%増、約2.7倍になる数字だよ。
40件って多いの?
2012年以来、14年ぶりに40件を超えた水準なんだ。このペースが続けば年間80件を超える可能性があって、それは2011年の水準も上回ることになるよ。
なんでAIがデザイン業の倒産に関係するの?
生成AIを使えば、今まで外注していたロゴやバナーの作成、資料のデザインが、依頼した会社自身でできるようになったんだ。「AIで十分だから外注しなくていいや」という判断が増えて、受注が激減した会社が多いんだよ。
倒産した会社ってどんな規模のところなの?
倒産した40件のうち36件、なんと9割が従業員5人未満の小さな事務所や個人に近い会社なんだ。大手デザイン会社より、小規模な事業者がより直撃を受けているね。
AIだけが原因なの?他にも理由があるの?
3つ原因があって、まず生成AI普及による内製化、次に紙媒体の広告需要がデジタルにシフトして対応できなかったこと、そしてハウスメーカーの倒産増加に連鎖してインテリアデザインを手がける会社も巻き込まれたこと、この3つが重なったんだよ。
デザイナーさんはどうすればいいの?
調査会社は「独自性を打ち出せない企業から淘汰される」と分析しているよ。逆に、生成AIを道具として使いこなして、著作権リスクなども適切に管理できる企業は存在感を高めると見ている。AIと戦うんじゃなく、AIと組む方向への転換が求められているんだね。
クリエイティブの価値ってこれからどう変わるんだろう?
AIが「それっぽいもの」を量産できる時代には、逆にクライアントとの深い対話から生まれる独自のアイデアや、人間の感情・経験を反映した唯一性の高い表現の価値が上がっていくんじゃないかな。「誰でも作れるもの」から「あなたにしか作れないもの」へ——クリエイティブの本質が問われる転換点にいるんだよ。