東京都が6万人にAI基盤「A1」を本格展開 — 行政DXは本当に変わるのか?


東京都AI基盤「A1(えいいち)」のしくみ A1(えいいち) 生成AIプラットフォーム 各部局の職員 約6万人 ノーコードで AIアプリを作成 契約仕様書作成支援 都議会答弁検討支援 部局横断で共有 他自治体への再利用も想定 都民サービス向上・QOL改善 行政処理の迅速化
東京都AI基盤「A1」— 6万人の職員がノーコードでAIアプリを作り共有するしくみ
ひよこ ひよこ

東京都が「A1(えいいち)」っていうAIを6万人に展開したって聞いたんだけど、どういうこと?

ペンギン先生 ペンギン先生

東京都が都庁職員約6万人を対象にした生成AI基盤「A1」の本格運用を2026年4月に始めたんだよ。職員が業務でAIを使えるように都が自前で整備した共通プラットフォームだね。

ひよこ ひよこ

A1って名前、かわいい名前なんだね。何か由来があるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

「A1」は渋沢栄一の「一」と「AI」をかけた名前らしいよ。近代産業の基盤を作った渋沢栄一になぞらえて、行政DXの基盤にしたいという意図が込められているんだって。

ひよこ ひよこ

具体的にどんなことができるの?ChatGPTみたいに何でも答えてくれる感じ?

ペンギン先生 ペンギン先生

チャットAI的な機能もあるけど、特徴的なのはノーコードでAIアプリを作れること。たとえば「契約仕様書作成支援」や「都議会答弁検討支援」みたいな業務特化アプリを、専門知識なしで職員が自作できるんだよ。

ひよこ ひよこ

職員が自分でアプリを作れるんだ!それって部署ごとにバラバラになりそうだけど大丈夫なの?

ペンギン先生 ペンギン先生

そこが工夫されているところで、作ったアプリは他の部局と共有できる仕組みになっているよ。うまく作れたアプリを全庁で再利用できるから、「誰かが作ったら全員が便利になる」という好循環を狙っているんだね。

ひよこ ひよこ

2026年4月から突然始まったの?準備とかは?

ペンギン先生 ペンギン先生

2024年9月から試行運用を重ねていて、運用ルールや利用環境を整備してから本格展開になったんだ。セキュリティポリシーを固めてから6万人に開放するというきちんとした段取りを踏んでいるよ。

ひよこ ひよこ

大阪市もAIで業務を短縮したってニュースがあったけど、行政のAI導入って全国的に広がっているの?

ペンギン先生 ペンギン先生

そうなんだよ。大阪市はAIエージェントで業務を4割短縮した事例があるし、東京都も自前のプラットフォームを構築した。規模や手法は違うけど「AIで公務員の仕事を変える」という流れは確実に加速しているね。

ひよこ ひよこ

住民側にもメリットってあるの?職員が楽になるだけ?

ペンギン先生 ペンギン先生

東京都は「都民のQOL(生活の質)向上」を最終目標に掲げているよ。職員の処理時間が短くなれば申請手続きが早くなったり、サービスの質が上がったりして、回り回って都民のメリットになるという考え方なんだ。

ひよこ ひよこ

6万人というスケールは国内最大級なの?

ペンギン先生 ペンギン先生

自治体単体では国内最大規模のAI展開と言ってよいレベルだよ。さらに東京都は「このAI基盤を他の自治体にも再利用してもらう」ことを視野に入れていて、行政DXのモデルケースになることを目指しているんだ。行政のAI活用は企業より遅れがちだったけど、2026年はその状況が本格的に変わり始めた年になりそうだね。