【こんふぃでんしゃるこんぴゅーてぃんぐ】

コンフィデンシャルコンピューティング とは?

最終更新:
💡 使っている最中のデータを、隔離した実行環境で守る

ハードウェアで保護されたTEE(信頼できる実行環境)内で処理し、使用中のデータを外部から保護する技術。保存時・通信時の暗号化と組み合わせて使う。

📌 このページのポイント
保存・通信・使用中を分けて守る保存時ディスク等保存データ暗号化通信時ネットワーク送受信データ暗号化使用中TEE内復号して処理外部から隔離中心は使用中の保護保存・通信の暗号化と組み合わせる
データの三つの状態を区別した図です。コンフィデンシャルコンピューティングの中心は右の使用中の保護で、TEE内では許可されたコードが復号して処理できます。保護の境界やアテステーションの対象は方式によります。
ひよこ ひよこ
データの暗号化って前からあるよね?何が違うの?
ペンギン先生 ペンギン先生
保存時の暗号化や通信の暗号化に加えて、データを使っている最中の保護を扱うんだ。「金庫の中で作業する」イメージだよ。ハードウェアで保護されたTEEという実行環境を使うけれど、これだけで保存・通信の保護も全て済むわけではないよ
ひよこ ひよこ
暗号化したまま計算するの?
ペンギン先生 ペンギン先生
TEE内では、許可されたコードがデータを復号して処理できるよ。暗号文のまま計算する方式とは仕組みが違う。大切なのは、処理中のデータやコードを、TEEの外から読まれたり改変されたりすることから守る点なんだ
ひよこ ひよこ
OSやクラウド事業者も中身を見られないの?
ペンギン先生 ペンギン先生
何をTEEの内側として信頼するかによるよ。例えば仮想マシンを保護する方式では、その中のOSも信頼する範囲に入り、外側のホストOSや仮想化基盤から分離する。正しい構成が前提で、「全てのOSや全てのプログラムから守る」という意味ではないんだ
ひよこ ひよこ
複数の病院のデータを分析するような用途にも使える?
ペンギン先生 ペンギン先生
例えば、合意した分析だけをTEE内で動かす構成を検討できるよ。ただし誰のコードを実行するか、データの提供をどう許可するか、結果を誰に渡すかも設計が必要。TEEを使うだけで、分析結果から情報が漏れる可能性までなくなるわけではないんだ
ひよこ ひよこ
安全な環境で動いているか、どう確かめる?
ペンギン先生 ペンギン先生
アテステーションという仕組みで、実行環境やコードの測定情報などを確かめるよ。それでもプログラムの無欠陥を保証するものではない。対応ハードウェア、アプリの変更、処理速度への影響も方式ごとに違うので、使う構成で確認するんだ
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「コンフィデンシャルコンピューティング」って出てきたら「隔離した実行環境で、使用中のデータを守る技術」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Confidential Computing」 = 機密コンピューティング
💬 Confidentialは「機密の」という意味だよ。中心は使用中のデータの保護で、保存時・通信時の暗号化は別途組み合わせるんだ

参考資料

← 用語集にもどる