【ばりゅーすとりーむまっぴんぐ】

バリューストリームマッピング とは?

最終更新:
💡 価値が生まれる流れを地図にして、ムダを見つけ出す

顧客へ価値を届けるまでの仕事と情報の流れを地図にし、処理・待ち・受け渡しなどを確認するリーンの分析・改善手法。現状の流れと目標の流れを共有して、改善につなげる。

📌 このページのポイント
仕事と情報の流れを、全体で確認 要望・承認などの情報 要件 2日 設計 3日 実装 5日 テスト 2日 デプロイ 1日 待ち 5日 待ち 3日 待ち 10日 待ち 2日 直列・重複なしの仮の例 作業13日 待ち20日 経過33日 / 作業の割合 約39% 最長の待ちは候補。理由と目標も確認
上の線は情報の受け渡しの簡略例、工程間の矢印は仕事の順序。青は作業、橙は次工程までの待ち。全工程が直列で重ならず、同じ日数の単位を使う仮の例で、作業2+3+5+2+1=13日、待ち5+3+10+2=20日、合計33日。下の帯は時間の割合。作業時間の約39%は、価値や品質の点数ではない。
ひよこ ひよこ
バリューストリームマッピングって何を地図にするの?
ペンギン先生 ペンギン先生
顧客へ価値を届けるまでの、仕事と情報の流れだよ。ソフトウェアなら要件から提供までなど、対象の始点と終点を決める。工程の一覧だけでなく、依頼や承認の情報、仕事の受け渡し、処理や待ちも含めて現状を確認するんだ。
ひよこ ひよこ
待ち時間も書くの?
ペンギン先生 ペンギン先生
書くよ。図は作業13日、待ち20日、合計33日の仮の例。作業と待ちが重ならない直列の流れで、同じ日数の単位を使って足している。実際には並行する工程や稼働日の違いもあるので、単純に合計できるとは限らないんだ。
ひよこ ひよこ
見つけたムダはどうするの?
ペンギン先生 ペンギン先生
まず現状図(Current State Map)を確認し、目標とする将来図(Future State Map)を描くよ。何を良くしたいかを共有して、変えられることから計画・実施し、結果を確かめる。きれいな地図を作って終わる作業ではないんだ。
ひよこ ひよこ
ソフトウェア開発でも使えるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
DORAのガイドは、ソフトウェアの提供や障害からの復旧の流れを地図にする方法を説明しているよ。工程間の待ちや受け渡しを調べ、改善後のリードタイムなどを確認する。自動化ツールを入れたら必ず短縮する、と決めつけずに効果を測ろう。
ひよこ ひよこ
一番長く待っている場所を直せばいいの?
ペンギン先生 ペンギン先生
改善の候補になるけど、時間だけで最優先とは決まらないよ。待ちの理由や目標への影響を確認しよう。また、作業時間には価値を生む作業だけでなく手戻りなども含み得る。図の13/33は経過時間に占める作業時間の割合で、顧客への価値や品質の点数ではないんだ。
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「バリューストリームマッピング」って出てきたら「価値の流れを地図にしてムダを見つける手法」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Value Stream Mapping」 = 価値の流れの地図化
💬 略してVSMと呼ばれるよ。トヨタでは「物と情報の流れ図」と呼ばれていた手法だね

参考資料

← 用語集にもどる