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ファイルシステムとは?保存・削除・inodeの仕組みを図解


ext4:名前から内容へたどる 1 ディレクトリ report.txt → inode 42 名前と番号を対応付け 複数の名前が同じinodeも指せる 2 inode 42 種類・サイズ・所有者など ファイルの位置を管理 名前そのものは別に管理 3 データ領域 内容を保存するブロック ファイルは複数領域にまたがる 配置方法はFSやファイルで異なる ジャーナルはバックアップの代わりではない ext4:名前から内容へたどる 1 ディレクトリ report.txt → inode 42 名前と番号を対応付け 複数の名前が同じinodeも指せる 2 inode 42 種類・サイズ・所有者など ファイルの位置を管理 名前そのものは別に管理 3 データ領域 内容を保存するブロック ファイルは複数領域にまたがる 配置方法はFSやファイルで異なる ジャーナルはバックアップの代わりではない
ジャーナルはバックアップの代わりではない
ひよこ ひよこ
ファイルシステムって何をするもの?
ペンギン先生 ペンギン先生
保存装置の中で、ファイルの名前、内容、権限、空き領域などを管理する仕組みだよ。アプリが名前を指定すると、OSが必要なデータへたどれるようにする。ここではLinuxのext4を主な例にするね。別のファイルシステムでは内部構造が違うこともあるよ。
ひよこ ひよこ
ファイルは1個の塊で保存されるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
データを扱う領域はブロックに分かれていて、1つのファイルが複数の場所にまたがることもあるよ。ブロックの大きさは構成による。ファイルシステムのブロックと、SSD内部の書き込み・消去単位も同じものではないんだ。
ひよこ ひよこ
inodeはファイル名のこと?
ペンギン先生 ペンギン先生
違うよ。ext4のinodeは種類、サイズ、所有者、時刻、データの位置などを管理する。名前とinode番号の対応はディレクトリが持つんだ。複数の名前から同じinodeを指せることが、ハードリンクの基本だよ。
ひよこ ひよこ
ペンギン先生 ペンギン先生
ハードリンクは同じファイルへの別の名前。シンボリックリンクはリンク先のパスを持つ別のファイルだよ。後者ではリンク先の名前が消えると参照できなくなることがある。ハードリンクは通常、同じファイルシステム内で作るんだ。
ひよこ ひよこ
削除したのに容量が空かないことがある?
ペンギン先生 ペンギン先生
POSIXのunlinkはまず名前を取り除く操作だよ。他のハードリンクが残る場合や、プロセスがファイルを開いたままの場合には、データ領域がすぐ解放されない。名前が見えなくなったことと、すべての参照がなくなったことは別なんだ。
ひよこ ひよこ
ジャーナリングがあれば停電しても安心?
ペンギン先生 ペンギン先生
ext4では、途中の更新で管理情報が矛盾しないようにジャーナルを使うよ。ただし既定のdata=orderedではファイル内容のすべてをジャーナルへ書くわけではない。直前の保存が必ず残る保証や、誤削除からの復元をするバックアップではないんだ。
ひよこ ひよこ
ZFSなら壊れたデータも必ず戻せる?
ペンギン先生 ペンギン先生
チェックサムで破損を検知し、正常な冗長コピーなどが利用できれば修復できるよ。正常なデータがなければ検知だけでは復元できない。スナップショットも変更前のブロックを保持するので、変更が増えれば容量が必要になるんだ。
ひよこ ひよこ
SSDにもデフラグが必要なの?
ペンギン先生 ペンギン先生
HDDのヘッド移動と同じ理屈では判断しないでね。SSDには不要領域を通知するTRIMもある。WindowsなどのOSが媒体に合わせて提供する最適化を使い、手作業で一律に再配置したり無効化したりするより、公式の管理方法に従おう。

保存されたファイルへたどる流れ

ext4の通常のファイルを単純化すると、ディレクトリ内の名前 → inode → データの位置 → 内容の順に参照します。inodeには名前そのものが入るわけではありません。

症状確認すること
空き容量があるのに作成できないinodeの空き、権限、クォータ、読み取り専用状態
削除しても容量が空かない別のハードリンク、開いたままのプロセス、スナップショット
停電後に保存内容が失われたアプリの保存・同期、ジャーナル方式、媒体やキャッシュの状態

Linuxのext4などでは、読み取り専用の確認コマンド df -h で容量、df -i でinode使用状況を確認できます。後者の意味や制約はファイルシステムごとに異なります。

削除・修復・バックアップは別の操作

名前の削除はデータの安全な消去を保証しません。一方、削除後に復元できるかも、上書き、TRIM、暗号化、保存装置の内部動作などで変わります。「ゼロで上書きすればSSDも必ず消える」とは判断せず、機器・OSが提供する消去方法を確認してください。

ジャーナルや同じ装置内のスナップショットだけに頼らず、別の場所へのバックアップと復元確認が必要です。

参考資料

確認日:2026年9月27日。製品の仕様・料金・対応環境は導入時にも確認してください。