最終更新:

TPUとは?CPU・GPUとの違いと行列計算の仕組み


TPUの積和演算を小さな例で理解 1 行列の値を供給 A = [[1, 2], [3, 4]] B = [[5, 6], [7, 8]] 入力・重み・メモリ配置を準備 2 掛けて足し込む 左上:1×5 + 2×7 = 19 右上:1×6 + 2×8 = 22 配列内で値を渡して再利用 3 結果を出力 A×B = [[19, 22], [43, 50]] 計算以外に転送・処理も必要 形状やバッチが利用率に影響 概念例。実際の回路と数値形式は世代で異なる TPUの積和演算を小さな例で理解 1 行列の値を供給 A = [[1, 2], [3, 4]] B = [[5, 6], [7, 8]] 入力・重み・メモリ配置を準備 2 掛けて足し込む 左上:1×5 + 2×7 = 19 右上:1×6 + 2×8 = 22 配列内で値を渡して再利用 3 結果を出力 A×B = [[19, 22], [43, 50]] 計算以外に転送・処理も必要 形状やバッチが利用率に影響 概念例。実際の回路と数値形式は世代で異なる
概念例。実際の回路と数値形式は世代で異なる
ひよこ ひよこ
TPUってどんなチップ?
ペンギン先生 ペンギン先生
Googleが機械学習の計算に向けて設計したアクセラレーターだよ。特に大きな行列の演算を効率よく処理する。CPUが行うOSや一般のプログラム実行を、すべてTPUへ置き換えるものではないんだ。
ひよこ ひよこ
AIは全部行列の掛け算なの?
ペンギン先生 ペンギン先生
行列演算は大きな部分を占めるけれど、活性化、正規化、データの前処理、メモリへの読み書き、通信なども必要だよ。行列の計算だけ速くしても、ほかの処理が詰まれば全体は速くならないんだ。
ひよこ ひよこ
ペンギン先生 ペンギン先生
積和演算をするユニットを格子状に並べ、データを隣へ渡しながら繰り返し使う構造だよ。計算のたびに遠いメモリから同じ値を取り直す回数を減らす狙いがある。配列の大きさや実装はTPUの世代で違うね。
ひよこ ひよこ
積和演算とは?
ペンギン先生 ペンギン先生
掛け算した結果を足し込む操作だよ。たとえば1×5と2×7を足すと19になる。行列積はこのような計算をたくさん行うので、データを供給しながら並列に処理できる回路が役立つんだ。
ひよこ ひよこ
GPUはAIに向いていないの?
ペンギン先生 ペンギン先生
そんなことはないよ。GPUにもAIの行列演算を高速化する機能があり、幅広い計算やライブラリで使われる。CPUのコア数、GPUの演算器数、TPUのMAC数は同じ単位ではないので、個数だけで性能を比べないでね。
ひよこ ひよこ
TPUはTensorFlow専用?
ペンギン先生 ペンギン先生
Cloud TPUではJAXやPyTorchなども利用できるよ。計算をXLAなどの対応した経路で実行するので、使うフレームワーク、演算、バージョンの対応を確認する。モデルのコードがあるだけで、変更なしにすべて動くわけではないんだ。
ひよこ ひよこ
どんなモデルだと性能が出やすい?
ペンギン先生 ペンギン先生
大きな行列計算が中心で、十分な並列処理やバッチを使える場合が候補だね。小さい処理、頻繁な形状変更、対応しない演算、CPUとのデータ転送や入力待ちが多い処理では、期待ほど効率が出ないことがあるよ。
ひよこ ひよこ
TPUを選ぶとき何を測ればいい?
ペンギン先生 ペンギン先生
同じモデル品質を満たす条件で、処理時間、メモリ、入力や通信の待ち、費用を測る。最大演算性能だけでなく、コンパイル時間や実際の利用率も見るんだ。世代と提供リージョン、利用枠、対応ソフトも導入時に確認しよう。

行列積の小さな例

次の計算は、特定世代のTPU内部のタイミングを再現するものではなく、積和演算の例です。

A = [[1, 2],     B = [[5, 6],
     [3, 4]]          [7, 8]]

A × B = [[19, 22],
         [43, 50]]

左上は1×5 + 2×7 = 19、右上は1×6 + 2×8 = 22です。TPUの行列演算器は、このような積和演算を多数まとめて処理します。実際には数値形式、丸め誤差、メモリ配置なども関係します。

CPU・GPU・TPUは役割で比較する

種類検討する場面確認する条件
CPU一般処理、前処理、小規模で分岐の多い処理並列化、メモリ、I/O
GPU多様な並列計算やAI処理対応ライブラリ、メモリ、モデル
TPU対応する大規模な行列中心の計算演算対応、形状・バッチ、入力・通信

TPUの行列演算に合わせて余白を足すパディングが発生すると、メモリや演算器を十分に活用できないことがあります。最適な形状やバッチの条件は世代と実装によって異なります。新世代のコード名や製造プロセスの噂を、確定仕様として選定根拠にしないでください。

参考資料

確認日:2026年9月27日。製品の仕様・料金・対応環境は導入時にも確認してください。