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AWS・Azure・Google Cloudの違い:同じ小さな仕事で選ぼう


☕ 同じお店のアプリを、3社で考える

Webアプリを動かす計算・保存・通信AWSAmazonAzureMicrosoftGoogle CloudGoogle✓ 機能・費用・運用で比べる
会社名だけで用途を決めず、必要なサービスと利用条件を確認します。
✅ このガイドで学べること
  • 代表的なサービスを役割で見分けられる
  • 同じ条件で見積もりを比べる入口がわかる
ひよこ ひよこ
AWS・Azure・GCP、どれから学べばいい?
ペンギン先生 ペンギン先生
まず小さな目的を1つ決めよう。たとえば「お店のWebアプリを動かす」。会社で使う環境や、質問できる人がいる環境も選ぶ手掛かりになるよ。
ひよこ ひよこ
運営している会社が違うの?
ペンギン先生 ペンギン先生
AWSはAmazon、AzureはMicrosoft、Google CloudはGoogleのサービスだよ。GCPという呼び方も使われる。どれも計算・保存・ネットワークなどの機能を提供しているんだ。
ひよこ ひよこ
サーバーを借りる名前も違う?
ペンギン先生 ペンギン先生
仮想サーバーならAmazon EC2、Azure Virtual Machines、Google CloudのCompute Engineだよ。似た役割でも、サイズ、権限、ネットワーク、料金などの仕様は同じではないんだ。
ひよこ ひよこ
ペンギン先生 ペンギン先生
AzureにもLinuxの仮想サーバーがあるよ。ほかの2社も複数のOSや開発方法に対応している。会社の名前だけで用途を固定せず、必要なサービスと既存環境の組み合わせを見よう。
ひよこ ひよこ
AIやデータ分析なら、1社だけが得意?
ペンギン先生 ペンギン先生
3社とも関連サービスを持つよ。必要なモデルやデータの置き場所、使えるリージョン、権限、料金で比べよう。会社全体の順位だけでは、自分の用途への適合は決まらないんだ。
ひよこ ひよこ
無料枠なら、気軽に全部作ってもいい?
ペンギン先生 ペンギン先生
無料の対象・期間・上限は契約やサービスで違うよ。まず料金計算で同じ条件を比べよう。予算通知は強制的に課金を止める仕組みとは限らないから、作る前に終了と片付けの方法も確認するんだ。
ひよこ ひよこ
複数クラウドなら、引っ越しも楽になる?
ペンギン先生 ペンギン先生
データの移動、権限、通信費、監視などが増えるよ。TerraformやKubernetesを使っても、サービスの違いが消えるわけではない。まず1つで基本を覚え、必要な理由ができたら広げるといいね。
ひよこ ひよこ
覚え方を教えて!
ペンギン先生 ペンギン先生
「クラウド選び」って出てきたら「同じ仕事を、必要な機能・費用・運用で比べる」と思えばだいたいOK!

最初の問い:「何を動かしたい?」

3社のサービス名を全部覚える前に、架空のお店のWebアプリを考えます。商品を表示し、画像を保存し、必要なら注文を記録するアプリです。

まず、計算する・保存する・通信するという役割を分けます。ログインを管理する権限の仕組み、運用する人の監視や更新も必要になります。これは設計を考えるための例で、3社の性能を実測した結果ではありません。

似た役割のサービスを見つける

表は2026年10月9日に公式資料で確認した代表例です。同じ行でも、仕様や料金が同一という意味ではありません。

役割AWSAzureGoogle Cloud
仮想サーバーAmazon EC2Virtual MachinesCompute Engine
画像などの保存Amazon S3Blob StorageCloud Storage
関数の実行AWS LambdaAzure FunctionsCloud Run functions

Google Cloudの関数は現在、Cloud Run functionsの名称で案内されています。古い記事のCloud Functionsという名前だけで探すより、現在の公式案内と、使うAPIや世代を確認すると迷いにくくなります。

仮想サーバーなら、OSやアプリの管理を自分側で行う範囲があります。関数やマネージドサービスを使う場合も、コード、権限、データ、監視などの責任は残ります。「サーバーが見えないから運用は不要」ではありません。

まず試す:料金表を見る条件をそろえる

課金されるリソースを作る前に、各社の料金計算ツールで同じ条件を入力してみましょう。以下は練習用の条件です。

目的:小さなお店のWebアプリ
OS:Linux
計算:2 vCPU・メモリ4 GiBを候補にする
稼働時間:月100時間
ディスク:20 GiB
外向き通信:月1 GiB
地域:必要な機能を使える地域から選ぶ

地域やインスタンスの種類、性能保証、CPU世代などが違えば、同じ数字でも同等の環境とは限りません。これは最適な構成を保証するものではなく、見積もりの項目を見つける練習です。

計算結果と一緒に、通貨・地域・確認日・割引の前提を控えます。サーバー本体だけでなく、ディスクや外向き通信などが別の費用になることを説明できれば、最初のゴールです。見積もりは請求額の保証ではありません。

自分に合う入口を選ぶ3つの手掛かり

  1. 周りの環境:会社や授業の指定、既存のアカウント・権限、相談できる人を確認します。
  2. 必要な機能:使いたいDB、AIモデル、連携先、リージョン、運用方法に対応するかを調べます。
  3. 続けられる運用:料金を確認する人、アクセスを管理する人、障害時に対応する人を決めます。

「AWSは万能」「Google CloudだけがAI向け」「AzureはWindows専用」という決め方では、条件を見落とします。学習の最初は1つで役割と操作を覚え、ほかのクラウドで対応するサービスを見比べる方法もあります。

実際に作る前の確認

無料枠は対象や期間、超過後の扱いを確認します。AWS Budgetsなどの予算通知には、利用から請求反映までの遅れもあります。通知を置いたことだけで、上限を超える課金が必ず止まるわけではありません。

作るリソースと削除する手順を先に決めましょう。VMを停止しても、残したディスクやほかのリソースの料金は別に確認が必要です。企業用アカウントなら、練習用の権限やルールも守ります。

次に学ぶなら

1社の具体例で進めるならAWS入門、Google Cloudの操作ならGCP入門へ進めます。サーバーの役割を先に整理したい場合は仮想マシンとコンテナの比較がつながります。

参考資料