【いーゆーえーあいきせいほう】

EU AI規制法(EU AI Act) とは?

💡 AIに「交通ルール」をつくった世界初の法律
📌 このページのポイント
EU AI規制法のリスク分類ピラミッド 禁止 高リスク 厳格な要件 限定リスク 透明性の義務 最小リスク 規制なし(大半のAI) 社会的スコアリング 感情操作AI 採用選考・信用審査 医療診断・教育評価 チャットボット 生成AI(表示義務) ゲームAI スパムフィルタ等 違反時: 最大3500万ユーロ or 全世界売上の7%
EU AI規制法のリスク分類ピラミッド
ひよこ ひよこ

EU AI規制法って、ヨーロッパだけの話じゃないの?

ペンギン先生 ペンギン先生

それがそうでもないんだ。EU市場でサービスを提供するなら、日本やアメリカの企業でも従わなきゃいけない。GDPRのときと同じで、世界中の企業に影響するんだよ

ひよこ ひよこ

どういうAIが規制されるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

4つのリスクレベルに分けられるよ。一番厳しい「禁止」は、たとえば政府が市民をスコアリングするAIや、人の弱みにつけ込む操作的なAI。「高リスク」は採用選考や信用審査に使うAIで、厳しい要件が課されるんだ

ひよこ ひよこ

ChatGPTみたいな生成AIはどうなるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

生成AIは「汎用目的AI」として特別な枠組みが設けられたよ。透明性の確保やコンテンツがAI生成であることの表示が義務づけられる。特に影響力の大きいモデルには追加の要件もあるんだ

ひよこ ひよこ

違反するとどうなるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

最大3500万ユーロ、日本円で約55億円、または全世界売上の7%のどちらか高い方が制裁金になるよ。GDPRの制裁金よりさらに重い場合もある

ひよこ ひよこ

日本の企業はどう対応すればいいの?

ペンギン先生 ペンギン先生

まずは自社のAIシステムがどのリスクカテゴリに該当するか棚卸しすることだね。高リスクに該当するなら、データの品質管理、説明可能性の確保、人間による監督体制の整備が必要になる。実はこれはAI開発のベストプラクティスでもあるから、規制対応をきっかけにAIガバナンスを強化する良い機会でもあるんだよ

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「EU AI規制法」って出てきたら「AIのリスクに応じてルールを決めた世界初の包括的な法律」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「European Union Artificial Intelligence Act」 = 欧州連合人工知能法
💬 2021年に欧州委員会が草案を提出し、2024年に正式成立したよ。GDPRに続くEUの「デジタル規制」シリーズの大型法だね
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