【はいりすくえーあい】

ハイリスクAI とは?

最終更新:
💡 人の安全や権利に関わるAIを、条件を付けて管理する

EUのAI規則で、健康・安全・基本的権利への影響などから、用途や製品の条件に応じて分類されるAIシステム。リスク管理や人による監督などの義務が課される。

📌 このページのポイント
ハイリスクAI:禁止と区別して管理禁止される利用許されない用途高リスク用途・条件に応じて義務透明性の義務AIとの対話などを知らせる最小リスクなど他の法令も確認する高リスクの例:採用選考・融資の信用評価
EUのAI規則の考え方を整理した概念図です。高リスク分類と透明性の義務は重なる場合があります。具体的な用途・条件と適用時期を確認します。
ひよこ ひよこ
ハイリスクAIって、使ってはいけないAI?
ペンギン先生 ペンギン先生
禁止とは別だよ。たとえば採用で応募者を選別したり、融資の信用を評価したりするAIは、人の機会や権利に大きく関わるね。EUのAI規則では、そうした用途を高リスクとして、条件を満たして使う仕組みを設けているんだ。
ひよこ ひよこ
医療や教育でAIを使えば、全部ハイリスクになるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
分野だけでは決まらないよ。規則の第6条や付属書にある用途・条件を確認するんだ。製品に組み込むAIでは、対象製品の安全部品などに当たり、第三者による適合性評価が必要か、といった条件もあるよ。列挙された用途にも一定の例外があるので、具体的な役割を見て判断するんだ。
ひよこ ひよこ
分類されたら、何が必要になるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
リスク管理、データの品質、記録、利用者への情報、人による監督などが求められるよ。開発して市場に出す提供者と、業務で使う導入者では義務が違うんだ。「人が最後に見るからそれだけで大丈夫」ではなく、それぞれの役割に沿って管理する必要があるね。
ひよこ ひよこ
違反すれば、全部同じ罰金なの?
ペンギン先生 ペンギン先生
違反した義務などによって違うよ。元の規則では、禁止された利用への違反と、高リスクAIの提供者などの義務違反で制裁金の上限を分けているんだ。高リスクという分類だけから、禁止行為向けの最大額を当てはめることはできないね。
ひよこ ひよこ
日本の会社や、これから作るサービスにも関係ある?
ペンギン先生 ペンギン先生
日本の会社でも、EU市場へ提供する場合などは関係するよ。EUの外で提供・利用していても、出力をEUで使う場合が対象になることがあるんだ。適用時期も確認しよう。2026年10月時点の欧州委員会の案内では、付属書IIIの高リスク用途の規定は2027年12月2日、対象製品に組み込むものは2028年8月2日から適用されるとされているよ。
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「ハイリスクAI」って出てきたら「人の安全や権利への影響が大きく、厳しい条件で管理するAI」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「High-Risk AI System」 = 高リスクAIシステム
💬 EUのAI規則で使う分類だよ。AIの性能が高いという意味ではなく、用途や使われ方が人に及ぼすリスクに注目しているんだ

参考資料

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