【りすくふぁいぶ】

RISC-V(リスクファイブ) とは?

最終更新:
💡 CPUが理解する命令を、公開された共通仕様にする

ソフトウェアから見たCPUの命令や動作を定める、公開された命令セットアーキテクチャ(ISA)。ISA自体の利用料は不要で、基本命令に標準拡張や独自拡張を組み合わせる。完成したCPUの回路設計そのものではない。

📌 このページのポイント
公開された命令仕様と、CPUの実装は別ISAの仕様命令と動作の約束仕様の利用料なしCPUの実装設計・検証・製造公開 / 非公開も可能基本命令に、必要な拡張を組み合わせる基本の整数命令セット例:RV32I / RV64IM整数の乗除算F / D浮動小数点独自拡張所定の領域で動かすソフトにも、構成や実行環境の対応が必要
公開された命令仕様と、個々のCPUの実装を分けて示します。下段は基本命令に組み合わせる拡張の例で、全ての拡張が必須という意味ではありません。仕様の利用料と、回路の設計・製造費は別です。
ひよこ ひよこ
RISC-Vは、CPUの設計図なの?
ペンギン先生 ペンギン先生
CPUがどんな命令を理解し、どう動作するかを定める仕様だよ。回路をそのまま製造できる設計図ではない。ソフトウェアとCPUの間の約束で、RISC-V Internationalが仕様を整備しているんだ
ひよこ ひよこ
無料でCPUを作れるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
ISA自体の利用料は不要だよ。でもCPUの回路を設計し、検証して製造する費用は別。利用する追加の設計資産が有料の場合もある。RISC-Vの仕様だけで完成したCPUが手に入るわけではないんだ
ひよこ ひよこ
CPUの中身も、全て公開する必要がある?
ペンギン先生 ペンギン先生
ないよ。公開する回路設計にも、企業が非公開にする設計にも使える。公開された標準と、個々のCPUがオープンソースかどうかは分けよう。ロゴや商標の利用にも別の条件があるんだ
ひよこ ひよこ
モジュラー設計って何?
ペンギン先生 ペンギン先生
基本の整数命令セットに、必要な拡張を組み合わせる構成だよ。例えばMは整数の乗算・除算、FやDは浮動小数点演算の標準拡張。独自拡張を置くための領域もあるけれど、標準仕様と衝突しないように設計するんだ
ひよこ ひよこ
同じRISC-Vなら、同じソフトが必ず動く?
ペンギン先生 ペンギン先生
必要な基本命令や拡張、OS、実行環境の対応を確認しよう。RISC-Vには複数の構成があり、名前が同じだけで全てのプログラムが動く保証にはならない。採用の判断にはソフトウェアや周辺機器の対応も関わるんだ
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「RISC-V」って出てきたら「利用料のない、公開されたCPUの命令仕様」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「RISC-V」 = RISCの第5の取り組み
💬 RISCはReduced Instruction Set Computerの略。Vはローマ数字の5で、バークレーの先行する四つのRISCプロジェクトを引き継ぐ趣旨で名付けられたよ

参考資料

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