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スパニングツリー とは?

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💡 ケーブルを残し、転送する経路を木の形にする

スイッチで構成するレイヤー2ネットワークで、冗長な接続を残しながらデータ転送のループを防ぐ仕組み。STPはルートブリッジを選び、一部のポートで転送を制限して、ループのない論理的な経路を作る。

📌 このページのポイント
物理的な接続と、転送する経路全経路を転送STPで制限ABCABCA:ルート転送のループC側で転送を制限ケーブルは接続したまま実線:転送する経路点線:通常のデータ転送を制限障害時は使える経路を再計算
Aをルートとした3台の簡略例。右ではB–CのC側ポートで通常のデータ転送を制限する。線は接続で方向矢印ではなく、制御用BPDUと障害時の収束時間は本文で分けて説明。
ひよこ ひよこ
スイッチの通信が循環すると、何が困るの?
ペンギン先生 ペンギン先生
Ethernetでフレームを転送する経路が循環すると、ブロードキャストなどが繰り返し転送され、同じフレームが重複したり通信が圧迫されたりする。MACアドレスの学習も不安定になり得るよ。ケーブルを輪にしただけで常に全通信が止まる、という言い方より、転送の状態を確認するんだ。
ひよこ ひよこ
じゃあ最初から循環にならないように繋げばいいんじゃない?
ペンギン先生 ペンギン先生
それでも通信できるけれど、一本が切れたときの代わりの経路がなくなる場合がある。STPは冗長な接続を残し、通常は一部のポートでデータ転送を制限する。ケーブルを抜くわけではなく、必要な制御の通信も区別するんだ。
ひよこ ひよこ
どの経路を使うか、どう決めるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
BPDUという制御メッセージを交換し、最小のbridge ID(機器の識別子)の機器をルートになるスイッチに選ぶよ。IDには優先度やMACアドレスなどが関わり、優先度は数値が小さい方が優先される。そこへの経路コストなどを比べ、各ポートの役割と転送状態を決めるんだ。
ひよこ ひよこ
障害が起きたら、すぐ別の経路に切り替わる?
ペンギン先生 ペンギン先生
使える冗長経路があれば、状態を検出してツリーを再計算する。RSTPは従来のSTPより速い収束を目指すけれど、時間は接続・設定・相手の方式などによるよ。必ず数秒以内に復旧する保証や、代わりの経路がない障害まで直す機能ではないんだ。
ひよこ ひよこ
VLANごとに違うツリーを使えるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
VLANごとにツリーを持つ方式もあるし、MSTPでは複数のVLANを同じツリーにまとめられるよ。MSTPは常に一つのVLANに一つのツリー、という意味ではない。どの方式を使い、VLANをどう対応付けているかを確認するんだ。
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「スパニングツリー」って出てきたら「スイッチの転送経路の循環を防ぐ仕組み」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Spanning Tree Protocol」 = 全域木プロトコル
💬 Spanning Treeは全ての頂点を含むループのない木。ここではスイッチのネットワークで、冗長な接続からループのない転送経路を作るSTPを説明しているよ。

参考資料

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