【あいぴーせく】

IPsec とは?

💡 IPレベルで通信を丸ごと暗号化する「VPNの基盤プロトコル」
📌 このページのポイント
IPsec トンネルモード:パケット全体を暗号化して転送 元のパケット: 元IPヘッダ データ(ペイロード) ↓ トンネルモードでカプセル化 ↓ 暗号化後: 新IPヘッダ ESP ヘッダ 元IPヘッダ データ 🔒 暗号化された範囲 ゲートウェイ間のIPsecトンネル 拠点A LAN 端末A 端末B GW-A 暗号化 IPsecトンネル (インターネット) GW-B 復号 拠点B LAN 端末C 端末D トンネルモード:元のIPヘッダごと暗号化し、新しいIPヘッダを付与 拠点間VPNで使われ、内部ネットワーク情報を外部から隠蔽する
IPsecのトンネルモード
ひよこ ひよこ

IPsecって何をするプロトコルなの?

ペンギン先生 ペンギン先生

IPパケット自体を暗号化・認証するプロトコルだよ。VPNトンネルを作るときに使われることが多くて、2つの拠点間の通信を暗号化した「専用トンネル」で保護できる。

ひよこ ひよこ

TLSとはどう違うの?

ペンギン先生 ペンギン先生

TLSアプリケーション層で暗号化するプロトコルHTTPSなど)。IPsecはIP層(より低いレベル)で暗号化するから、アプリの種類に関係なく全トラフィックを暗号化できる。拠点間VPNではIPsec、WebブラウザではTLSが主役。

ひよこ ひよこ

トンネルモードとトランスポートモードの違いは?

ペンギン先生 ペンギン先生

トンネルモードはIPパケット全体(ヘッダを含む)を暗号化してカプセル化する。拠点間VPNで使う。トランスポートモードはIPヘッダは残してペイロードだけ暗号化する。端末間の直接暗号通信に使う。

ひよこ ひよこ

IKE(鍵交換)って何?

ペンギン先生 ペンギン先生

IPsecで暗号通信を始める前に、お互いの身元確認と暗号鍵の共有を自動で行うプロトコルだよ。IKEv2が現在の標準で、フェーズ1で安全な通信路を確立し、フェーズ2で実際のIPsecの暗号鍵を交換する2段階の仕組みになっているんだ。

ひよこ ひよこ

VPNを構築するときIPsecとWireGuardどっちがいいの?

ペンギン先生 ペンギン先生

IPsecは企業のサイト間VPNで実績豊富で、ほぼすべてのネットワーク機器がサポートしている。WireGuardは新しいプロトコルで設定がシンプル、コード量が少なく監査しやすい、パフォーマンスも良い。個人やスタートアップならWireGuardが楽、エンタープライズの既存ネットワークとの統合ならIPsecが安全な選択。2つは共存可能で、用途に応じて使い分けるのが現実的だよ。

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
IPsecって出てきたら「IPパケットを暗号化してVPN通信を実現するプロトコル」と思えばOK!
📖 おまけ:英語の意味
「IP Security」 = IPセキュリティ
💬 IETFがIPv6と共に標準化し、IPv4でも広く使われるようになった。IKE(Internet Key Exchange)プロトコルで鍵交換を行う
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