【けんげんしょうかく】

権限昇格 とは?

💡 一般社員として潜入してから社長室の鍵を盗む「内部からの権力奪取」
📌 このページのポイント
権限昇格(Privilege Escalation) 一般ユーザー 最低限の権限 管理者 システム設定の変更 root / SYSTEM 完全な制御権限 脆弱性を悪用 さらに昇格 主な手法 垂直昇格 低権限→高権限へ 水平昇格 同レベルの他ユーザーへ
権限昇格のイメージ
ひよこ ひよこ

権限昇格って名前から何となく怖そうだけど何をするの?

ペンギン先生 ペンギン先生

システムに低い権限(一般ユーザー)で侵入した攻撃者が、なんとかしてシステムの管理者(rootやAdministrator)と同等の権限を手に入れようとするんだ。管理者権限があれば何でもできちゃうからね。

ひよこ ひよこ

どうやって権限を上げるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

OSや常駐ソフトの脆弱性を利用したり、設定ファイルに書きっぱなしになったパスワードを見つけたり、他のユーザーが高権限で実行できるプログラムを悪用したりする方法があるよ。Linuxの「SUID」設定の不適切な使い方なども典型的な手口だね。

ひよこ ひよこ

普通の侵入対策をしてれば大丈夫じゃないの?

ペンギン先生 ペンギン先生

侵入を100%防ぐのは難しいから、「侵入されても管理者権限を取られないようにする」という考え方が重要なんだ。これを「最小権限の原則」といって、ユーザーやプロセスには必要最低限の権限だけを与えるようにするよ。

ひよこ ひよこ

水平昇格って何?垂直昇格との違いは?

ペンギン先生 ペンギン先生

垂直昇格は「一般ユーザー→管理者」のように権限レベルが上がるもの。水平昇格(ラテラルムーブメント)は「Aさんのアカウントを使ってBさんのアカウントにアクセスする」のように、同じ権限レベルで別のアカウントやシステムへ横移動するもの。攻撃者は水平移動を繰り返しながら、最終的に高権限のアカウントや重要データに近づくことが多いんだ。

ひよこ ひよこ

sudo権限」や「SUID」が危険な理由がよく分からないんだけど?

ペンギン先生 ペンギン先生

sudoは「一時的にrootとして実行する」権限を与えるもので、設定ファイル(sudoers)に書かれたユーザーが使える。誤って過剰なsudo権限を付与したり、sudoで動くプログラム自体に脆弱性があると、そこから権限昇格される。SUIDはファイル実行時に「ファイルの所有者の権限で実行する」フラグで、root所有のSUID設定ファイルを悪用すると root権限でコードを実行できてしまう。一見無害に見える設定が権限昇格の踏み台になることがあるから、セキュリティ監査で必ずチェックされる箇所なんだよ。

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
権限昇格って出てきたら「低い権限で侵入した後に管理者権限を奪う攻撃ステップ」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Privilege Escalation」 = 権限の昇格・引き上げ
💬 「Privilege(特権・権限)」を「Escalation(段階的に引き上げること)」する攻撃。LinuxのrootやWindowsのAdministratorへの昇格が典型だよ
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