【スラッシング】

スラッシング とは?

💡 ずっと荷物の出し入ればかりで本来の仕事が全然進まない、メモリの大渋滞
📌 このページのポイント
スラッシング: プロセス数とCPU使用率の関係 CPU 使用率 100% 50% 0% 同時実行プロセス数 → 正常 スラッシング ピーク プロセス増 → CPU使用率UP ページ入替が多発 → CPU急落 ページフォールト 頻発! ディスクI/O 100%
スラッシングのイメージ
ひよこ ひよこ

スラッシングって何なの?パソコンが壊れちゃうの?

ペンギン先生 ペンギン先生

壊れるわけじゃないけど、パソコンが異常に遅くなる状態だよ。メモリが足りなくて、OSがずっとディスクとの間でデータの出し入れを繰り返すから、本来の処理がまったく進まなくなるんだ。引っ越しで荷物の入れ替えばかりしていて、新居での生活が始められないような感じだね。

ひよこ ひよこ

どうしてそんなことが起きるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

プログラムが必要とするメモリ(ワーキングセット)が物理メモリに収まらないときに起きるんだ。例えば8GBのメモリのパソコンで、合計20GBのメモリを必要とするプログラムを同時に動かすと、OSは常にページを入れ替え続けなきゃいけなくなるよ。

ひよこ ひよこ

どうやってスラッシングが起きていると分かるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

典型的なサインは「CPU使用率が低いのにパソコンが激遅」という状態だよ。タスクマネージャーを見ると、CPUは数%しか使っていないのにディスクアクセスが100%になっている。CPUは仕事をしたいのに、ページの読み込み待ちでずっと暇してる状態なんだ。

ひよこ ひよこ

どうすれば直るの?

ペンギン先生 ペンギン先生

即効薬はアプリケーションをいくつか閉じてメモリを解放すること。根本的にはメモリの増設だね。あとOSレベルでは、ワーキングセットモデルという仕組みで各プロセスに必要なメモリ量を追跡して、メモリが足りなくなりそうなら一部のプロセスをスワップアウト(一時停止)させてスラッシングを防ぐこともあるよ。

ひよこ ひよこ

最近のパソコンでもスラッシングって起きるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

メモリが潤沢でも起きることはあるよ。ブラウザで大量のタブを開いたり、仮想マシンをいくつも立ち上げたりすると現代のPCでもスラッシングに陥ることがある。面白いのは、SSDの普及でディスクアクセスが高速化したことで、スラッシングの症状がHDD時代より軽くなったんだ。でもメモリアクセスの10万分の1の速度という点は変わらないから、根本的な解決にはならないんだよ。

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「スラッシング」って出てきたら「メモリ不足でページの入れ替えばかりになってPCが激遅になる状態」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Thrashing」 = 激しく打ちつけること・暴れ回ること
💬 thrashは「激しく打つ・暴れる」という意味で、ディスクが激しくアクセスされ続ける様子を表しているんだよ
← 用語集にもどる