【あーるてぃーおー】

RTO(目標復旧時間) とは?

最終更新:
💡 障害後「何時間以内に復活させるか」の制限時間

サービスが止まってから復旧するまでに許容できる時間の目標。「何時間以内に復旧させるか」を、業務への影響と技術的な実現性をもとに決める。

📌 このページのポイント
RTO(目標復旧時間) 時間 → 障害発生 10:00 復旧完了 14:00 実際の停止 4時間(RTO 4時間なら目標内) ← ダウンタイム(サービス停止中)→ 原因調査 復旧作業 動作確認 RTO = サービス停止から復旧までの許容時間。短くするほど備えのコストが増える
RTOのイメージ
ひよこ ひよこ
RTOって誰が決めるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
技術チームだけでなく、業務側の担当者と一緒に決めるんだ。たとえばECサイトなら「1時間止まると売上がいくら減るか」「信用にどう響くか」を調べて、どこまでなら許容できるかを考える。目標を厳しくしすぎると、必要以上に高くて複雑な仕組みになってしまうから、バランスが大事なんだよ
ひよこ ひよこ
RTOの数字によって何が変わるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
復旧の方式が変わるよ。時間に余裕があるならバックアップから環境を作り直す方法で足りることもある。短くしたいなら、別の場所に縮小版の環境を常に動かしておいたり、複数の拠点で同時に動かしたりする。短くするほど備えのコストは大きくなるけど、どの方式で何時間になるかは構成と手順の自動化しだいだね
ひよこ ひよこ
RTOとRPOってどう違うの?
ペンギン先生 ペンギン先生
RTOは「止まってから復旧するまでの時間」の目標、RPOは「どの時点までのデータを取り戻せればよいか」の目標だよ。例えばRTOが4時間・RPOが1時間なら、「4時間以内にサービスを戻し、失うデータは最大でも障害の1時間前より後の分までに抑える」ということ。この2つはセットで考えるんだ
ひよこ ひよこ
RTOを決めても、実際にその時間で復旧できるかわからなくない?
ペンギン先生 ペンギン先生
まさにそこが核心でね。目標を書いただけでは意味がなくて、実際に復旧の手順を試す訓練が必要なんだ。やってみると、手順書が古かったり、バックアップが戻せなかったり、必要な権限を持つ人がいなかったりと、問題が見つかることがある。AWSのホワイトペーパーでも、復旧の戦略は定期的に評価して試すことが重要だと強調されているよ
もっと詳しく知りたい人へ

RTOの長さによって、どんな復旧の方式を選べばいいの?

AWSのホワイトペーパーは、コストと複雑さが小さい順に「バックアップと復元」「パイロットライト(データは常時複製し、サーバーは必要時に起動)」「ウォームスタンバイ(縮小版の環境を常時稼働)」「マルチサイトのアクティブ/アクティブ」の4つを紹介し、RTOとRPOの要件で選ぶよう説明しています。アクティブ/アクティブは多くの災害で復旧時間をほぼ0にできますが、データ破損からの復旧にはバックアップが必要で、時間も0にはなりません。具体的な時間の目安は構成や手順の自動化の程度で変わるため、訓練で実測して確かめます。

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「RTO」って出てきたら「止まってから何時間以内に復旧させるかの目標時間のこと」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Recovery Time Objective」 = 復旧時間の目標
💬 Recovery(復旧)Time(時間)Objective(目標)。「いつまでに直す?」の目標値だよ

参考資料

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