【うぉーどりーまっぴんぐ】

ウォードリーマッピング とは?

最終更新:
💡 ユーザーのニーズから、作る・買う・試すを考える地図

ユーザーのニーズを満たす要素と依存関係を、ユーザーからの見えやすさと市場での進化段階に沿って描き、戦略の選択肢を議論する手法。

📌 このページのポイント
Wardleyマッピング:見えやすさと進化段階 仮想例。商品を探したいというニーズを、新機能、独自UI、DB、電力が支える。線は依存関係を示し、処理の順序や流れる向きは示さない。上ほどユーザーに見えやすく、右ほど市場で標準化している。 Wardleyマッピングの読み方 ユーザーからの見えやすさ 高 低 ニーズ:商品を探したい 新機能 独自UI DB 電力 線=依存関係 上の要素が下を必要とする Genesis Custom Product Commodity 新規・不確実 特注 製品・レンタル 汎用・標準化 市場での進化段階 →
仮想例。線は依存関係、軸の矢印は見えやすさ・進化段階の方向。横軸は時間、縦軸は重要度ではありません。
ひよこ ひよこ
ウォードリーマッピングは、何を決めるために使うの?
ペンギン先生 ペンギン先生
例えば「必要な機能を自社で作るか、既存サービスを使うか」を議論するためだよ。まずユーザーが求めることを置き、それを支える機能・データ・基盤を依存関係でつなぐ。技術の一覧だけではなく、何のために必要かが見えるんだ。
ひよこ ひよこ
縦軸の上にあるものほど重要なの?
ペンギン先生 ペンギン先生
重要度の順位ではなく、ユーザーからの見えやすさだよ。ネット通販なら商品を探す画面は見えるけど、裏の電力供給は通常見えにくい。でも電力がなくなると動かないから、下にあるものが重要でないわけではないんだ。
ひよこ ひよこ
横軸は、古い技術と新しい技術の区別?
ペンギン先生 ペンギン先生
年齢ではなく、市場でどれくらい普及し、扱い方が確立しているかを見るよ。探索中の新規なもの、特注で作るもの、製品として買えるもの、標準化して広く供給されるものの4段階が目安。同じAIでも、汎用の推論サービスと独自の研究機能は分けて考えよう。
ひよこ ひよこ
初めて描くならどう進めればいい?
ペンギン先生 ペンギン先生
対象のユーザーとニーズを1つ決め、必要な要素を書き出して依存関係をつなぐ。次に各要素の市場での普及や製品の有無を調べ、進化段階へ置くんだ。迷う要素は小さく分けたり、仮置きの理由を記したりして、関係者と見直そう。
ひよこ ひよこ
右側は全部外注、左側は全部自社開発でいい?
ペンギン先生 ペンギン先生
それは判断を急ぎすぎだね。地図は選択肢を考える材料で、規制、契約、障害時の対応、移行費用や自社の能力も関係するよ。「今はどこにいるか」「どんな変化に備えるか」を議論し、実際の状況が変わったら更新するんだ。
もっと詳しく知りたい人へ

ロードマップやシステム構成図との違いは?

ロードマップは実施時期や順序、構成図は接続や構造の把握に向いています。ウォードリーマップはユーザーのニーズを起点に、その依存関係を市場での進化段階と組み合わせます。いつ何を実施するかの計画を直接表すものではありません。

自社で手作りしている機能はCustom Builtに置けばよい?

自社の作り方だけでは決めません。市場では広く製品化・標準化している機能を、自社だけが手作りしている場合もあります。競合での利用や市販サービスの有無を確認し、独自部分と汎用部分が混ざっていれば分解して配置を考えます。

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「ウォードリーマッピング」って出てきたら「ユーザーのニーズ・依存関係・進化段階を地図にして、戦略を議論する手法」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Wardley Mapping」 = ウォードリーのマッピング手法
💬 考案者Simon Wardleyの名前に由来する。本人の解説はCC BY-SA 4.0で公開されているよ

参考資料

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