【てぃありんぐすとれーじ】

ティアリングストレージ とは?

最終更新:
💡 「よく使うデータは特等席、たまにしか見ないデータは倉庫へ」

速さと価格の異なる複数の保存先(階層=ティア)を用意し、データの使われ方に応じて置き場所を分けたり移したりする仕組み。

📌 このページのポイント
ティアリングストレージの階層構造 HOT ホットティア NVMe SSD | 高速 | 高コスト 頻繁にアクセスするデータ ↕ 自動移動 WARM ウォームティア SATA SSD / HDD | 中速 | 中コスト たまにアクセスするデータ ↕ 自動移動 COLD コールドティア テープ / アーカイブ | 低速 | 低コスト ほぼアクセスしないデータ(法令保管など) 速度 ★★★ 速度 ★★☆ 速度 ★☆☆ アクセス頻度やルールに応じて階層間を移す(自動で移す製品・サービスもある)
ティアリングストレージの階層構造イメージ
ひよこ ひよこ
ティアリングストレージって何のことなの?
ペンギン先生 ペンギン先生
データを「階層(ティア)」に分けて、それぞれに合った保存先に置く仕組みだよ。よく使うデータは速いSSDに、ほとんど見ないデータは安い保存先に、という具合にね
ひよこ ひよこ
なんでわざわざ分けるの?全部SSDに置いちゃダメなの?
ペンギン先生 ペンギン先生
置けるけど、容量あたりの値段が高くなるんだ。データの中には、作った直後はよく使っても、しばらくするとほとんど読まれなくなるものも多いよね。そういうデータを安い階層に移せば、使い勝手をあまり落とさずに費用を抑えられるんだ
ひよこ ひよこ
データの移動は手動でやるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
自動で移す仕組みもあるよ。例えばAmazon S3のIntelligent-Tieringは、30日連続でアクセスがないと低頻度用の層へ、90日で次の層へ自動で移して、また読まれたら頻繁アクセス用の層に戻すんだ。ただし128KB未満のオブジェクトは対象外で、監視の料金もかかるよ。「何日たったら移す」とルールを決める方式もあるね
ひよこ ひよこ
クラウドだとどんな階層があるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
S3ならStandard、低頻度アクセス用、Glacier系のアーカイブ用などのストレージクラスがあるよ。AzureのBlob StorageにもHot・Cool・Cold・Archiveという層があって、CoolやColdには30日・90日の最低保存期間が決まっているんだ
ひよこ ひよこ
安い階層からデータを取り出すのに時間がかかったりする?
ペンギン先生 ペンギン先生
そこがトレードオフなんだ。S3 Glacier Deep Archiveは、読む前に復元の手続きが必要で、標準の取り出しで通常12時間以内、大量向けの安い方法だと48時間以内かかるよ。AzureのArchive層も読み出せる層へ戻すのに最大15時間かかることがある。だから「どれくらいの速さで取り出す必要があるか」と取り出し料金も考えてティアを決めるのが大事なんだ
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「ティアリングストレージ」って出てきたら「データを使われ方で階層分けして、保存先とコストを最適化する仕組み」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Tiered Storage」 = 階層型ストレージ
💬 tier(ティア)は「段・列・階層」という意味で、古いフランス語の「並び・順序」を表す言葉から来ているよ。ケーキの「段」もtierと呼ぶね

参考資料

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