【アカウントちゅうしょうか】

アカウント抽象化 とは?

最終更新:
💡 認証や支払いのルールを、プログラムで選ぶ

ブロックチェーンのアカウントの認証・実行・手数料負担などを、スマートコントラクトのコードで柔軟に設計する考え方。EthereumではERC-4337などの仕組みがあり、利用できる機能は実装と設定による。

📌 このページのポイント
アカウントのルールをプログラムへ コードなしのEOA スマートアカウント 秘密鍵の署名で認証 固定の認証ルール 鍵・バックアップを管理 認証をコードで設計 復旧やまとめ実行 機能は実装・設定次第 ガス代の肩代わりは対応サービス次第 ネットワークの手数料は発生する
左は委任コードを持たないEOA、右はERC-4337を使うスマートアカウントの構成例で、財布・鍵・ルールの文書を比較する。EIP-7702ではEOAもコードを委任でき、復旧や費用負担などの機能には実装と条件が必要。
ひよこ ひよこ
アカウント抽象化って何?名前が難しすぎて意味不明なんだけど…
ペンギン先生 ペンギン先生
アカウントの認証や操作のルールを、コードで柔軟に決められるようにする考え方だよ。たとえば複数人の承認、復旧のルール、操作をまとめる機能などを組み込める。使うだけで全部の機能が自動的に付くわけではないんだ。
ひよこ ひよこ
それって普通のアプリなら当たり前の機能だよね?
ペンギン先生 ペンギン先生
似た使いやすさを目指せるけど、復旧の責任や仕組みはサービスごとに違うよ。秘密鍵だけで管理するアカウントで、鍵もバックアップもなくせば操作できなくなる。復旧用の承認者などを設定したスマートアカウントなら、決めた条件に従ってアクセスを回復できる場合があるんだ。
ひよこ ひよこ
ERC-4337って何?
ペンギン先生 ペンギン先生
Ethereumの合意ルールを変えずに、スマートアカウントを使うための仕組みだよ。UserOperationという操作要求を、バンドラーがまとめて通常のトランザクションとして送る。EntryPointというコントラクトが検証と実行を仲介する。UserOperation自体を新しい通常トランザクションの型とは呼ばないんだ。
ひよこ ひよこ
ガス代を誰かに払ってもらえるって聞いたけど本当?
ペンギン先生 ペンギン先生
ERC-4337のペイマスターが、対応する操作の費用を負担する構成があるよ。アプリ運営者が負担したり、利用者から対応するERC-20トークンを受け取ったりできる。ただしペイマスターはEntryPointへETHを預けて費用を払う。ネットワークのガス代がなくなるわけではなく、対象や条件はサービスによるんだ。
ひよこ ひよこ
他にはどんなことができるようになるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
実装に応じて複数の操作をまとめたり、承認条件を変えたりできるよ。たとえば復旧を承認者3人中2人の同意で行う、と決めることも考えられる。これは設定の例で、すべてのウォレットの既定動作ではない。承認者や権限、コードの安全性を設計する必要があるんだ。
ひよこ ひよこ
ERC-4337だけがアカウント抽象化なの?
ペンギン先生 ペンギン先生
ほかにも、EOAが委任先のコードを実行するEIP-7702があるよ。EOAは常にコードを持てない、という説明では足りないんだ。どの方式や機能を使えるかはチェーンとウォレットに依存する。復旧や費用負担を使いたいなら、その実装と条件を確認しよう。
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「アカウント抽象化」って出てきたら「アカウントの認証や操作をプログラムで柔軟にする考え方」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Account Abstraction」 = アカウントの抽象化
💬 認証や実行のルールを固定の仕組みから切り離し、アカウント側のコードで扱えるようにする、という意味だよ

参考資料

← 用語集にもどる