【みっしょんくりてぃかる】

ミッションクリティカル とは?

💡 止まったら社会が止まる、絶対に倒れてはいけないシステムの最高ランク
📌 このページのポイント
ミッションクリティカルなシステムと要件 代表的なシステム 銀行 勘定系・ATM・決済 航空管制 フライト制御・運航 医療 電子カルテ・機器制御 ▼ 求められる要件 ▼ 高可用性 99.999% 年間停止 5分15秒 冗長構成 サーバー二重化 フェイルオーバー 災害対策 マルチリージョン DR構成 24時間監視 障害即時検知 自動復旧 障害発生 → 社会的・経済的に深刻な影響
ミッションクリティカルなシステムと求められる要件
ひよこ ひよこ

ミッションクリティカルって、普通の「大事なシステム」とは何が違うの?

ペンギン先生 ペンギン先生

たとえば社内の掲示板が1時間止まっても困るけど致命的じゃないよね。でも銀行のATMシステムや航空管制が1時間止まったら、経済的な大損害や人命に関わる事故が起きかねない。そういう「止まることが許されない」最高ランクのシステムがミッションクリティカルだよ

ひよこ ひよこ

具体的にはどんなシステムが当てはまるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

代表的なのは銀行の勘定系システム、航空管制システム、病院の電子カルテや医療機器の制御システムだね。他にも証券取引所、電力の制御システム、緊急通報(110番・119番)のシステムなんかもミッションクリティカルだよ

ひよこ ひよこ

そういうシステムって、どうやって止まらないようにしてるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

まず冗長化だね。サーバーネットワークを二重・三重に用意して、片方が壊れてももう片方が即座に引き継ぐフェイルオーバーの仕組みを入れる。さらにデータセンター自体を地理的に離れた場所に複数持つディザスタリカバリ構成にするのが基本だよ

ひよこ ひよこ

99.999%の可用性ってよく聞くけど、どのくらいなの?

ペンギン先生 ペンギン先生

「ファイブナイン」と呼ばれる99.999%は、年間のダウンタイムがたった5分15秒しか許されないレベルだよ。99.9%だと年間8時間45分の停止が許容範囲。ミッションクリティカルなシステムはファイブナイン以上を目指すことが多いんだ

ひよこ ひよこ

そこまでやるとコストもすごそうだね…

ペンギン先生 ペンギン先生

そのとおり。冗長構成・24時間監視・定期的な災害訓練・専用のSLA契約など、運用コストは通常のシステムの何倍にもなる。だから全部のシステムをミッションクリティカル扱いにするのではなく、BIA(ビジネスインパクト分析)で本当に止められないものを見極めることが重要なんだよ

ひよこ ひよこ

クラウドでもミッションクリティカルなシステムって動かせるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

最近はAWSAzureがミッションクリティカル向けの構成パターンを公式に提供しているよ。マルチリージョン・マルチAZ構成にカオスエンジニアリングを組み合わせて、障害を意図的に起こしても耐えられるか検証する手法が主流になってきているんだ。オンプレミス一択の時代から大きく変わってきたね

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「ミッションクリティカル」って出てきたら「止まったら大損害、絶対に倒れちゃいけないシステム」と思えればだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Mission Critical」 = 任務に不可欠な
💬 もともとは軍事用語で「作戦遂行に不可欠な」という意味。それがIT業界に転用されて「止めたら大変なことになるシステム」を指すようになったんだよ
← 用語集にもどる