【ユーディーピーマルチキャスト】

UDPマルチキャスト とは?

最終更新:
💡 参加したグループへ、同じデータを配信する

IPマルチキャストのグループ宛てにUDPデータグラムを送る方式。対応したネットワークで複数の受信者へ転送できます。UDP自体は到達・順序・再送を保証せず、受信者の参加やネットワークの転送設定、アプリ側の欠落対策が必要です。

📌 このページのポイント
UDPマルチキャスト:グループへ配信送信元対応したネットワークの転送必要な経路へパケットを複製受信者A受信者Bグループに参加参加通知:IPv4はIGMP / IPv6はMLDUDP単体は到達・順序・自動再送を保証しない全端末宛てや、同時刻に届く保証ではない
矢印はグループ宛てデータの転送例です。グループ参加の通知と経路の転送設定は別です。受信者への到達や同時刻を保証せず、必要な欠落対策や送信量の調整も設計します。
ひよこ ひよこ
普通のUDPと何が違う?
ペンギン先生 ペンギン先生
UDPをグループ宛てのIPアドレスへ送るんだ。UDPそのものがマルチキャストを作るのではなく、IPの配信方式と組み合わせる。対応した経路で必要な複製を作り、グループの受信者へ届けるよ。全端末宛てのブロードキャストとは違う。
ひよこ ひよこ
帯域は必ず減り、全員へ同時に届く?
ペンギン先生 ペンギン先生
同じ内容を受信者ごとに繰り返し送るより、共有する経路の転送量を減らせる場合がある。ただし分岐先には複製が必要で、受信時刻まで一致するわけではない。効率や遅延はネットワークの構成と負荷にも依存するよ。
ひよこ ひよこ
どのIPアドレスを使う?
ペンギン先生 ペンギン先生
IPv4では224.0.0.0〜239.255.255.255の範囲だよ。ただし予約された用途や転送範囲の制約があるため、任意の番号を自由に使えるとは考えない。IPv6にもマルチキャストがあり、IPv4のアドレス範囲をそのまま使うわけではないんだ。
ひよこ ひよこ
参加すればどこからでも届く?
ペンギン先生 ペンギン先生
受信端末はグループへ参加し、IPv4ではIGMP、IPv6ではMLDで近くのルーターへ受信の関心を通知する。これはすべての経路の設定を自動で完成させる仕組みではない。サブネットを越えるなら対応するルーティング、スイッチやファイアウォールの設定も必要だよ。
ひよこ ひよこ
パケットが欠けたら絶対に戻せない?
ペンギン先生 ペンギン先生
UDP自体には確認応答や自動再送がないけれど、アプリが履歴の取り直しや欠落の補完を用意することはできる。順序の入れ替わりや重複にも備える。動画なら欠落を許す設計もあるが、すべての用途で許されるとは限らないんだ。
ひよこ ひよこ
インターネットの動画配信にも使える?
ペンギン先生 ペンギン先生
利用する経路が対応しているかを確認する必要があるよ。一般の利用者へ公開するサービスで、マルチキャストが端から端まで使えると仮定しない。管理したネットワーク内の配信と、個別接続やCDNを使う配信を、要件に合わせて選ぼう。 UDPには輻輳制御もないので、送信量の調整やネットワークの負荷への対策をアプリ側で考えるんだ。
もっと詳しく知りたい人へ

グループの送信者も参加しないと送れない?

IPマルチキャストでは、送信者が受信グループのメンバーである必要はありません。受信するための参加と、送信することを区別します。実際には権限や経路、アプリの設定も確認してください。

ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「UDPマルチキャスト」って出てきたら「IPのグループ宛てにUDPを配信する方式」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「UDP Multicast」 = UDPを使ったグループ宛ての配信
💬 同じデータを複数の受信者へ届けるための方式です。マルチキャストのIP層とUDPの役割を分けて考えます。

参考資料

← 用語集にもどる