【ぶるっくすのほうそく】

ブルックスの法則 とは?

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💡 増員の効果を、説明や調整の手間も含めて考える

遅れているソフトウェアプロジェクトへの増員が、教育や作業の再分割、連絡の負担を増やし、かえって遅れを拡大し得るという経験則。フレデリック・ブルックスが著書『人月の神話』で述べた。

📌 このページのポイント
増員には教育・再分割・調整も必要 3人 6人 A B C A B C D E F 3組 15組 全員の2人組:n(n−1)/2 指数的な増加ではなく、2次式 説明・教育・調整 既存メンバー 新メンバー 作業の分けやすさ・残り時間で効果は変わる
全員の2人組を線で結んだ例。3人は3組、6人は15組。実際の会議時間や遅れを表す数ではない。
ひよこ ひよこ
開発が遅れているなら、人を増やせばいいのでは?
ペンギン先生 ペンギン先生
増員がかえって遅れを広げる場合がある、というのがブルックスの法則だよ。途中から入る人には説明や教育が必要で、既存メンバーもその時間を使う。作業の担当を分け直す手間もかかるんだ。
ひよこ ひよこ
慣れた後も、負担は増えるの?
ペンギン先生 ペンギン先生
連絡や調整する相手が増えるよ。全員の2人組を数えると、3人なら3組、6人なら15組。一般にn人ならn(n−1)/2で、指数関数ではなく2次式の増え方なんだ。
ひよこ ひよこ
会議時間も必ず5倍になる?
ペンギン先生 ペンギン先生
その数は、全員が互いに連絡すると考えたときの組み合わせだよ。実際の会議時間や遅れを直接予測する式ではない。役割や窓口、作業の依存関係によって、必要なやり取りは違うんだ。
ひよこ ひよこ
人を増やすのは、いつも悪いの?
ペンギン先生 ペンギン先生
そうとは限らないよ。独立して分担できる作業や、短い説明で担当できる仕事なら増員が助けになる場合もある。法則は普遍的な禁止ではなく、残り時間と教育・調整の負担を含めて判断するための経験則なんだ。
ひよこ ひよこ
ほかに、遅れへの対処はある?
ペンギン先生 ペンギン先生
ブルックス本人は、期限の見直し、機能の範囲を減らすこと、必要な機能から段階的に提供することも挙げているよ。遅れの原因を確認し、何をいつ届けるかを関係者と決めることが大切なんだ。
ペンギン
まとめ:ざっくりこれだけ覚えればOK!
「ブルックスの法則」って出てきたら「遅れた開発への増員は、かえって遅れを広げることがある」と思えばだいたいOK!
📖 おまけ:英語の意味
「Brooks's Law」 = ブルックスの法則
💬 IBMのSystem/360やOS/360の開発を管理したフレデリック・ブルックスにちなむ名前だよ。1975年の著書『人月の神話(The Mythical Man-Month)』で述べた経験則なんだ。

参考資料

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