【仕組み解説】ブロックチェーンはどうやって改ざんを防いでいるのか — 分散台帳の仕組みを図解
ブロックチェーンって「改ざんできない」ってよく聞くけど、どういう仕組みなの?
ブロックチェーンは、取引の記録を「ブロック」という箱に入れて、それを鎖のようにつなげていく仕組みだよ。銀行のように1か所で管理するんじゃなくて、世界中のたくさんのコンピュータが同じ台帳を持っているから「分散台帳」とも呼ばれるんだ。
ブロックの中には何が入っているの?
ハッシュ値って何なの?
じゃあ後ろのブロックも全部書き換えちゃえばいいんじゃないの?
そこで登場するのが「マイニング」や「Proof of Work」だよ。新しいブロックを作るには、正しいナンスを見つけるために膨大な計算をしなきゃいけない。1ブロック書き換えるだけでも大変なのに、それ以降の全ブロックを再計算するのは現実的に不可能なんだ。ビットコインだと1ブロックの計算に約10分かかるから、100ブロック分を書き換えるには1000分以上かかる計算になるね。
でも、みんなで結託して嘘のデータを書き込んだりできないの?
もちろんだよ。スマートコントラクトという仕組みを使えば、「条件Aを満たしたら自動的にBを実行する」という契約をブロックチェーン上にプログラムできるんだ。例えば、荷物が届いたら自動で代金を支払うとか、保険の条件を満たしたら自動で保険金を出すとか、人間の手を介さずに契約を実行できるよ。
へぇ、お金以外にもいろんな使い道があるんだね!
でもブロックチェーンにも弱点はあるの?
あるよ。まず処理速度の問題があって、ビットコインは1秒間に約7件しか処理できない。クレジットカードのVisaが1秒間に数千件処理できるのと比べるとかなり遅いんだ。また、一度記録したデータを消せないから、個人情報を誤って記録すると「忘れられる権利」との衝突が起きる。さらに、秘密鍵をなくすと資産に永久にアクセスできなくなるリスクもあるね。
ブロックチェーンってすごいけど万能じゃないんだね!
そのとおりだよ。「すべてのデータをブロックチェーンに載せればいい」というわけじゃなくて、「複数の組織間で改ざんされたくないデータを共有したい」ときに真価を発揮する技術なんだ。中央管理で十分なケースもたくさんあるから、使いどころを見極めることが大事だね。