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【図解で比較】IaaS vs PaaS vs SaaS — クラウドサービス3分類を徹底解説


IaaS vs PaaS vs SaaS — 管理範囲の違い プロバイダ管理 ユーザー管理 データ アプリ ランタイム ミドルウェア OS サーバー ストレージ ネットワーク IaaS データ アプリ ランタイム ミドルウェア OS サーバー ストレージ ネットワーク EC2 / GCE PaaS データ アプリ ランタイム ミドルウェア OS サーバー ストレージ ネットワーク Heroku / App Engine SaaS データ(設定) アプリ ランタイム ミドルウェア OS サーバー ストレージ ネットワーク Gmail / Slack
IaaS・PaaS・SaaSの管理責任範囲の比較
ひよこ ひよこ

IaaSPaaSSaaS…って全部「aaS」がつくけど、何が違うの?

ペンギン先生 ペンギン先生

いい質問だね。ピザで例えるとわかりやすいよ。IaaSは「材料と調理場を借りて自分で焼く」、PaaSは「デリバリーのピザ生地が届いてトッピングだけ自分でやる」、SaaSは「レストランで出てきたピザをそのまま食べる」って感じだよ。

ひよこ ひよこ

なるほど!自分でやる範囲がどんどん減っていくんだね。具体的にはどんなサービスがあるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

IaaSの代表はAmazon EC2Google Compute Engine。仮想サーバーそのものを借りて、OSのインストールからアプリの構築まで全部自分でやるよ。自由度は一番高いけど、管理の手間も一番多いんだ。

ひよこ ひよこ

じゃあPaaSはどうなの?

ペンギン先生 ペンギン先生

PaaSHerokuGoogle App Engineが代表的だね。OSやミドルウェアはサービス側が面倒を見てくれるから、開発者はアプリケーションのコードだけに集中できるよ。「サーバーの設定とか気にせずコードを書きたい!」って人にぴったりなんだ。

ひよこ ひよこ

SaaSは普段使ってるやつかな?

ペンギン先生 ペンギン先生

そのとおり!GmailやSlackGoogle スプレッドシートなんかがSaaSだよ。ブラウザやアプリからログインするだけで使える。インフラもアプリも全部サービス提供者が管理してくれるから、ユーザーは「使うだけ」でいいんだ。

ひよこ ひよこ

責任範囲って具体的にはどう分かれてるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

クラウドには「ネットワークストレージサーバー → OS → ミドルウェアランタイム → アプリ → データ」っていう層があるんだ。IaaSだとネットワークサーバーまでがプロバイダ担当で、OS以上は自分。PaaSだとランタイムまでプロバイダが見てくれて、自分はアプリとデータだけ。SaaSは全部プロバイダが管理するから、ユーザーはデータの入力と設定だけ担当するよ。

ひよこ ひよこ

コスト的にはどれが安いの?

ペンギン先生 ペンギン先生

一概には言えないけど、傾向はあるよ。IaaSは従量課金で使った分だけ。安く済むこともあるけど運用人件費がかかる。PaaSは運用コストが減る分、単価はやや高め。SaaSは月額制が多くて予算が立てやすいけど、ユーザー数が増えるとライセンス費用がかさむこともあるんだ。

ひよこ ひよこ

どういうときにどれを選べばいいの?

ペンギン先生 ペンギン先生

「インフラを細かくチューニングしたい・特殊な構成が必要」ならIaaS、「アプリ開発に集中したい・小規模チームで素早くリリースしたい」ならPaaS、「開発不要で既製品を使いたい」ならSaaSがおすすめだよ。実際には組み合わせて使うことも多いんだ。たとえばSaaSSlackで連絡しながら、PaaSでアプリを開発して、IaaS上のデータベースに接続する、なんてこともあるよ。

ひよこ ひよこ

最近はFaaSとかサーバーレスって聞くけど、あれは何番目の「aaS」なの?

ペンギン先生 ペンギン先生

いいところに気づいたね!FaaS(Function as a Service)はPaaSをさらに進化させたもので、AWS LambdaやCloud Functionsが代表だよ。関数単位でコードを実行できて、リクエストがないときは課金ゼロ。最近はCaaSっていうコンテナ特化型もあって、IaaSPaaSの中間みたいな位置づけなんだ。

ひよこ ひよこ

便利そうだけど、なんかデメリットもあるの?

ペンギン先生 ペンギン先生

一番注意すべきは「ベンダーロックイン」だね。PaaSSaaSはサービス固有の仕組みに依存しやすいから、別のクラウドに乗り換えたいときに大変なんだ。あとAWSの「責任共有モデル」って考え方が重要で、「クラウドセキュリティ」はプロバイダが担保するけど、「クラウド内のセキュリティ」はユーザーの責任。IaaSほど自分で守る範囲が広くなるから、どの層を使うかでセキュリティ対策も変わってくるんだよ。

ひよこ ひよこ

全部おまかせが楽そうだけど、ちゃんと責任範囲を理解しないといけないんだね。

ペンギン先生 ペンギン先生

そのとおり!「どこまで自分でやるか」を理解するのがクラウド活用の第一歩だよ。まずはSaaSを日常的に使いこなして、次にPaaSで簡単なアプリを作ってみて、必要になったらIaaSに手を出す——っていうステップで進めると、自然とクラウドの全体像が見えてくるはずだよ。